電気工事士の年収と合格率

 電気工事士とは、住宅や店舗、工場などの電気工事をする技術者で、「電気工事士」の国家資格が必要です。電気工事士の資格には、一般用電気設備の電気工事ができる「第二種電気工事士」と、中小規模のビルや工場の屋内配線・受電設備配線など、ほとんどの電気工事に従事できる「第1種電気工事士」があります。電気工事士の年収の目安は400万円〜500万円。年収は「第1種電気工事士」と「第二種電気工事士」で100万円以上異なるほか、会社の規模によっても年収は大きく違ってきます。
■第二種電気工事士の年収と合格率と試験
 第二種電気工事士の資格は、筆記試験の合格後、実技による技能試験の合格で取得できます。実務経験は問われません。筆記試験の合格率は55%前後、技能試験の合格率は70%前後。試験は年1回で、21年度は筆記試験・技能試験とも6・7月に実施済。技能試験の合格発表は9/4です。▼22年度の試験日は、筆記試験6/6、技能試験7/24・25(筆記試験免除者の技能試験は6/5)。願書受付は3/15〜4/1(ネット申込は〜4/6)。受験勉強は参考書や過去問題集を使って学ぶのが一般的。3ヶ月程の勉強で合格する人もいます。▼第二種電気工事士の年収の目安は350万〜450万円。
■第1種電気工事士の年収と合格率と試験
 第1種電気工事士の資格取得は、筆記試験&技能試験の合格と、3年または5年の実務経験が必要です。筆記試験の合格率は41%前後、技能試験の合格率は67%前後。試験は年1回で、21年度の筆記試験は10/4、技能試験は12/6(筆記試験免除者の技能試験10/3)ですが、願書受付は7月に締切ました。合格発表は筆記試験11/4、技能試験は来年1/13(筆記試験免除者の技能試験は11/2)。▼22年度の試験日は、筆記試験10月、技能試験12月(筆記試験免除者の技能試験は10月)で、願書受付は7月。受験勉強の学習期間の目安は半年程度。スクールもありますが、参考書や過去問題集を使った独学で合格する人もいます。▼第1種電気工事士の平均年収の目安は520万円以上。
※試験日程はいずれも予定

 

第1種電気工事士の講習と更新

 第一種電気工事士は、資格取得後も5年ごとに定期講習会に参加し、知識を更新する必要があります。講習会の会場は、各都道府県の県庁所在地と主要都市。講習会が毎月行われている都道府県や都市もありますます。5年ごとの講習会の参加は法律上の義務で、講習を受講しない場合は都道府県知事から第一種電気工事士免状の返納を命ぜられ、電気工事ができなくなります。


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