ITパスポート試験の合格率と試験会場と申し込み

 「ITパスポート試験」は、ITに関する基礎知識を測る国家試験。情報処理技術者試験の試験区分の一つで、情報処理技術者試験の初級レベル(レベル1)に位置づけられています。平成21年にスタートしたばかりで、21年度春季試験が第1回の試験となりました。
■ITパスポート試験の合格率と難易度
 ITパスポートの21年度春季試験の受験者数は39131人で、合格者は28540人。合格率は72.9%で、難易度の低さが目立つ国家試験です。特に、社会人(合格率82.7%)、大学院生(合格率87.1%)、大学生(合格率74.4%)には難易度が低いよう。高校・専門学生(合格率67.1%)、専修学校・各種学校(合格率44.5%)、短大生(合格率40.1%)、高校生(合格率35.9%)など、受験者層によってITパスポートの合格率や難易度は異なります。
■ITパスポート試験の試験日と申し込みと試験会場
 ITパスポート試験の試験日は、春季(4月第3日曜日予定)と秋期(10月第3日曜日予定)の年2回あり、22年度秋期の試験日は10月17日(日)。ITパスポート試験の申し込みは、情報処理推進機構のホームページからインターネットで申し込みする方法と、願書を郵送して申し込みする方法があり、受験料は5,100円です。試験会場は全国62ヶ所。北海道管轄の試験会場(4ヶ所)、東北管轄の試験会場(6ヶ所)、関東管轄の試験会場(18ヶ所、中部管轄の試験会場(6ヶ所)、近畿管轄の試験会場(8ヶ所)、九州管轄の試験会場(8ヶ所)、中国・四国・沖縄エリアを含む本部管轄の試験会場(12ヶ所)があります。

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ITパスポートの勉強法と参考書

■ITパスポートの勉強法と過去問
 ITパスポートの勉強法は、書店で販売されている参考書と過去問を含む問題集を使って学習するのが主流。まず2ヶ月くらいかけて参考書で知識を習得。次に3週間くらいかけて、過去問を含む問題集を使って解答スピードを上げていきましょう。ITパスポート試験の過去問は情報処理推進機構のホームページで確認できます。まず過去問をざくっと確かめておくと、どんな勉強が必要か把握しやすいかもしれませんね。また、ITパスポート試験対策の通信講座やDVDを活用するという勉強法もあります。
■ITパスポートの参考書の選び方と参考書のランキング
 参考書を選びでは、ITパスポート試験対策の参考書が充実している大型書店でいろいろ見比べることが大切です。比較のポイントは用語の説明が自分のレベルに合っているかどうか。初心者にはイラスト使いで理解を助けてくれる参考書もおすすめです。ITパスポートの参考書のランキングでは、「よくわかるマスター ITパスポート試験対策テキスト(平成22年度版)(富士通エフ・オー・エム株式会社)」「イメージ&クレバー方式でよくわかる栢木先生のITパスポート試験教室(平成22年度)」「ITパスポート試験合格教本(平成22年度〈春期〉〈秋期〉)(岡嶋裕史)」などが人気。ただし、人によって知識レベルが異なるので、ランキングにとらわれず、とにかく自分に合う参考書を選びましょう。


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