理学療法士の仕事内容と大学&専門学校

■理学療法士の仕事内容
 理学療法士とは、病気や事故で障害をもった人に、リハビリの指導をする専門家。理学療法士の具体的な仕事内容は、障害をもった人への運動療法や物理療法を行うほか、車椅子などの使用方法のアドバイス、高齢者への運動指導、スポーツ選手のリハビリなども仕事内容に含まれます。
■理学療法士の大学&専門学校 …夜間や通信でも学べる?
 理学療法士になるには、国指定の理学療法士の養成学校で3年以上学び、理学療法士の国家試験に合格して、資格を取得します。理学療法士の養成学校には、4年制大学、3年制の短期大学、3〜4年制の理学療法士養成校(専門学校)があり、大学や短期大学の場合、関連学部や関連学科を選択。私立大学の入試は数学と文系で受験できる大学が多く、国立大学では面接のみの推薦、AOなどもあるので、文系の人もめざせる進路です。<夜間と通信>理学療法士の養成学校には夜間コースを設けるなど、働きながら夜間に学べる学校も多く、なかには夜間に特化した専門学校もあります。夜間の授業は18:00〜18:30スタートが中心。夜間の専門学校や夜間コースのある学校では、関連バイトの紹介など、仕事と両立させるためのサポートも充実。一方、通信制の理学療法士の養成学校はありません。理学療法士の資格取得者が「学士」を取得できる通信講座はあるようです。

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理学療法士の就職と年収&給料

■理学療法士の就職
 理学療法士の就職の8割以上は、外科・整形外科・リハビリ科のある総合病院や、整形外科の一般病院、リハビリセンターや診療所などの医療施設。ほかは、介護老人保健施設や障害者施設などの福祉施設、PT養成校の教育機関やプロスポーツチーム・保健所などの行政機関などです。理学療法士は「医師の指示の下に理学療法を行うことを業とする者」という法律があり独立開業はできません。
■理学療法士の年収&給料
 厚生労働省の調査(平成20年)によると、理学療法士(と作業療法士)の平均年収は392.3万円、平均給料(月給)は27.5万円。理学療法士の年収や給料は、地方と首都圏で大きく異なり、地方の理学療法士の年収は400万円程度、首都圏の理学療法士の年収は500万円程度です。就職先でも年収や給料の差があり、病院の給料は20万円前後、福祉施設の給料は25万円超が多いようです。


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