補聴器の種類を比較する

補聴器の種類は、大きく分けて4種類。特徴と欠点を比較し、補聴器の種類を選びましょう。
■耳穴形
耳の穴にすっぽり入れる種類の補聴器で、目立たないことと、音質のよさが特徴。既製品とオーダーメイドがあり、オーダーメイドの場合、耳の形と、聞こえ具合に合わせて作るので、装着していてもっとも楽な補聴器となります。耳穴形の補聴器の欠点は、他のタイプの補聴器と比較すると価格が高いこと。また、小さいので置き忘れや紛失に注意する必要があります。
■耳掛形
眼鏡のツルのように耳にかけて、耳たぶの後ろに補聴器を着けるタイプです。大きさや種類、価格が豊富なので、自分に合った補聴器が選びやすいのが特徴。耳掛形の補聴器の欠点は、音のひずみやハウリングが発生することがあることと、服を着替えるときや、横になったときに落ちやすいこと。また、眼鏡を使う場合、ツルが重なるので邪魔になります。
■ポケット形(ボックス形・箱形)
イヤホン付きの携帯ラジオのような形で、音質がよく、操作しやすいことを特徴とする種類です。また、価格が安いことも魅力。ポケット形の補聴器の欠点は、本体が重いことと、イヤホンのコードが邪魔になること。補聴器を付けていることが分かりやすいので見た目を嫌う人も多いです。
■メガネ形
手持ちの眼鏡のツルに補聴器をセットできるタイプ、初めから眼鏡のツルに補聴器が組み込まれているタイプなどがあります。いずれもこの種類の補聴器は落ちにくく、補聴器として分かりにくいいのが特徴ですが、前者のタイプは、眼鏡のデザインと合わない場合、かえって目立つこともあります。後者のタイプは、眼鏡のデザインを選べないことが欠点となります。

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補聴器の補助金

補聴器の補助金が受けられる制度があることをご存知ですか? 難聴の程度や年齢によって、補聴器を支給されたり、補助金を受けられる場合があるので、補聴器を買う前に、市町村の福祉法担当窓口に尋ねてみましょう。基本的に身体障害者手帳が必要となるようですが、補聴器の支給や、補聴器の補助金を受け取る条件は、市町村によって異なります。


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